※執筆の遅れにより、当初15日担当予定だったものを16日に変更していただきました。申し訳ありません…!
この記事は、ハグルマルマ(@haguruma__ruma) さん主催の文章企画「LIVE(in the)BRAIN 2」に参加させていただき、執筆したものです。素敵な企画を用意してくださってありがとうございます…!
企画の詳細は、主催者様による以下の記事をご確認ください。
※本記事はUNISON SQUARE GARDENファンによる妄想で書かれたものとなっています。あくまでも二次創作としてお楽しみいただければ幸いです。
お題:「新世界ノート 2023」
私に割り当てられたお題は新世界ノートのリバイバル(?)ライブというもの。
正直言って2023年新規である自分がこのお題なのは荷が重いな…?と思いつつ、できる限りでセトリを組んでみました。
まず、新世界ノートを全曲順に書き出してみます。
1.アナザーワールド
3.さよなら第九惑星
4.サーチライト
5.ライトフライト
6.箱庭ロック・ショー
田淵氏の「アルバムツアーだからといって、全曲やらなければいけないとは思わない」という考えを元にするとどれか一曲は省いた方が自然そうです。諸々考えた結果、1曲目のアナザーワールドを省いた5曲をセトリに組み込むことに。
会場設定:下北沢Club251
自分で設定しておきながらどうしても「キャパ300か……」の気持ちになりつつも、これは架空のライブ。現在CLUB CITTA'公演の争奪戦に4連敗している身の私ですが、きっとこのライブが開催されている世界線の私もチケット戦争に負けているのでしょう…
下北沢Club251といえば、新世界ノート(自主制作版)の初出である「箱庭ノスタルジア vol.2」の開催場所です。ごく個人的に下北沢でユニゾンを見たい気持ち、ある。
そんな狭い箱で開催されるライブのタイトルは『箱庭ノスタルジア2023』。
舞洲にぴあアリーナ等、各地の大きな会場に立つ2023年のユニゾンが創り出す、小さな箱庭をあなたの脳内に思い浮かべながら読んでみてください。
LIVE(in the)BRAIN 2『箱庭ノスタルジア2023』セットリスト
SE.絵の具(r-r ver.) / イズミカワソラ
1.サーチライト
2.ライドオンタイム
3.オリオンをなぞる
4.さよなら第九惑星
5.スノウリバース
6.MR.アンディ
7.君が大人になってしまう前に
8.センチメンタルピリオド
9.MIDNIGHT JUNGLE
10.摂食ビジランテ
11.ライトフライト
12.to the CIDER ROAD
13.catch up, latency
14.シャンデリア・ワルツ
15.場違いハミングバード
16.箱庭ロック・ショー
17.スペースシャトル・ララバイEN:なし
MCなし
本編
SE.絵の具(r-r ver.) / イズミカワソラ
最初期EPのリバイバルツアーという前提ではありますが、2017年から再録バージョンが使われるようになった経緯を踏まえ、あえてここは現状のまま。
1.サーチライト
単純に私がバラード始まりのセトリを愛しているだけです。
(このあとライトフライトと迷いましたが、アルバム順のセトリは流石にな…と思ったため泣く泣く中盤に移動してもらいました。)
イントロが始まった瞬間に息を呑みたい。この曲は全編真っ白の照明で見てみたい曲ですね。
2.ライドオンタイム
ライドオンタイムが!聴きたい!!
『俺の縄張り ガラクタ呼ばわり 勝手にほざいてろよ』など、JET.COらしい怒りや尖りが見える曲を序盤に置くと、なんとなくfiesta in chaosにおけるcody beatsを彷彿とさせますね。個人的にかなりこの順番はしっくりきています。
3.オリオンをなぞる
暗黒期だったと語られるJET.COを、ユニゾンの転機となるこの曲で救済するイメージで組みました。とはいいつつ、あくまでオタクの妄想とはいえ、本人は間違いなくこのセトリは組まないでしょう…
そしておそらくこの曲のイントロと共に田淵氏が走り始めるでしょう。
4.さよなら第九惑星
新世界ノートより2曲目。
苦悩や怒り・仄暗さを覗かせる曲でも、全体的にポジティブな印象が強くなるユニゾンの中では、ひときわ寂しい印象を放っているこの曲。前曲で『ナイフを持つその本当の意味が あなたにもし もしわかるのなら すごく嬉しいんだ』でやや不穏さを覗かせた後のさよなら第九惑星を浴びたい!!曲以上に不穏な照明演出で見たい!!!
5.スノウリバース
自主制作CD「1st demo CD」より。
ここで季節感が出てしまうのはなんだかな…と思いつつも、オリオン座は冬の星。なんとなく、さよなら第九惑星の後に来るのがバランス良いかな…と思い、ここに組みました。19歳の田淵さんが書いた曲であることも踏まえて。
6.MR.アンディ
こちらは流星前夜より。哲学的な雰囲気の漂う曲ではありますが、スノウリバースから少し雰囲気を変える意図で組みました。
7.君が大人になってしまう前に
全体的な曲調やメッセージのバランスで考えて組みましたが、多分この流れで本当に聴いたら泣いちゃうかもしれない。
新世界ノートより3曲目。
なんとなくここがサビな気がしています。全体的に尖っているセンチメンタルピリオドに、『自分が誰で、何を知って、何のために生きてくのか きっと君はもうすぐわかっちゃうんだね』と前曲で問いかけていて欲しい。そしてそれをわかっていてセンチメンタルピリオドの「僕」には反抗していて欲しい。少し気持ち悪いかもしれませんがそんな妄想です。
9.MIDNIGHT JUNGLE
初期段階では全体的にややシリアスな感じが漂うセトリでこりゃ良いな…と思っていたのですが、よく考えたら同系統の曲が多すぎる上に、あまりにも選曲が素直すぎないか?と頭をよぎりました。おまけに(新世界ノートは置いておくとして)各アルバムの偏りが酷すぎる。最初の時点ではCIDER ROAD、Dr.Izzy、MODE MOOD MODE、Patrick Vegeeから1曲も入っていませんでした…
センチメンタルピリオドの尖りを残しつつ、該当するアルバムから選ぶとしたら…と考えてMIDNIGHT JUNGLEを組みました。
10.摂食ビジランテ
鬱憤解放ゾーン(と呼んでいます)の2曲目。このゾーンは照明も治安が悪い。
これは同アルバムの弥生町ロンリープラネットと似て、かなり初期っぽい構成の曲な気がしています。(WINDOW開けるの系譜)
なので違和感もなさそう。
11.ライトフライト
新世界ノートより4曲目。
順番は離れていますが、『高性能のヘッドフォンなんで 世界の音も聞こえません』からの『そして耳を塞ぐことをちょっとだけやめて』です。冗談抜きで2023年に演奏されたら魂が抜ける。
ここからラストパート。
12.to the CIDER ROAD
『サイダーロード もう迷わないで 早々に出かけよう』。
CIDER ROADの1曲目にしてさまざまな始まりを感じさせる曲ですが、ライブが終わってもバンドはこれからも続くし、人生も続いていくので、むしろ終盤に演奏することにロマンがあると思っています。
13.Catch up, latency
かなり初期に近いシリアスさがある曲だと思っています。(発売当時のインタビューでも、センチメンタルピリオドの名が出てきています)
全体的にシリアスなこのセトリ中で『君も傷ついてきたんだね』と投げかける。おそらく実現したら私は号泣していることでしょう…
14.シャンデリア・ワルツ
重い!!!文脈が重い!!!
とは言いつつかなり聴きたい流れ。シャンデリア・ワルツが終盤に来るのはかなりベタすぎるかもしれませんが、Catch up, latencyからの流れは結構新鮮な気がしている。
15.場違いハミングバード
2023年の夏フェスシーズンにフェスセトリ入りしましたね…ぶっちゃけハミングバードは前に何の曲が来ても決まる感じがある。
16.箱庭ロック・ショー
新世界ノートより5曲目。
『新世界が描けるのなら』でタイトル回収。場違いハミングバードに続き、BPMが年々速くなることに定評のある曲が並んでしまいましたが、それも含めてこの17年の軌跡として聴いてみたい。あえて新世界ノート版くらいのBPMでやって欲しい気持ちもあります。
次でラスト。
17.スペースシャトル・ララバイ
箱庭ロック・ショーで終わりかと思いきや、スペースシャトル・ララバイを聴いてひっくり返りたい。Ninti Peelの中でも何気に初期っぽいとの意見がちらほら見られた曲。
アンコールは無しで、この曲で終わらせてほしい。そんな潔いスペースシャトル・ララバイが聴きたい一心でここに組みました。
EN:なし
以上になります。
あとがき
アンコール・MCなし17曲とかなり短すぎてこれはどうなんだ…?と思いましたが、小さい会場でここまで潔くやってくれたらいいな〜、なんて考えながら組んでみました。
初案ではシュガーソングとビターステップも組んでいましたが、インディーズアルバムのリバイバルライブ、かつキャパ300と、ここまでニッチなライブではライト層はあまり来ないだろうと想定し、かなり泥臭く攻めたセトリにしてみました。
企画に参加されている他の方々のように、架空のレポを書くという形ではどうもうまく行かなかったので、個人的な感想を含めた架空セトリ解説になってしまいましたが、このセトリを元に皆さんだけのライブの情景を思い浮かべていただければ幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
改めて、素敵な企画を用意してくださったハグルマルマさん、ありがとうございました!